よくやった!

こんにちは、羽拍子学習院です。
前々回も書いたのですが、今年も全員無事、第一志望の高校に合格してくれた。
毎年のことながら、「よくやった、おめでとう!」の言葉を贈りたい。
しかし、「合格」の二文字を得るまでには、それなりの心配と不安が生徒達はもちろんのことだが、こちらにもつきまとう。


実力テストや模試における成績、内申点等を勘案して面談を重ね、最終決定するのだが、中には、「学校の先生に◯◯高校は無理と言われた」といって、保護者と相談にくる場合もある。


その生徒の普段の授業の様子や理解力、勉強に対する取り組み方などから、「少ししんどいかもしれないが、ぜひ◯◯高校に行きたいのならば、可能性はあるので、頑張ってみては。」と、アドバイスするケースもある。


こちらもアドバイスした以上、「合格」できるよう最大限の指導をするのだが、本人も的確な目標が決まったためか、はたまた度胸がすわったためか、今までとは打って変わって真剣に勉強に励むようになる。
「ここは絶対理解しときや」「これはこう解くんやで」「これを求めるには先ず、ここに着目するんやで」など要所要所のポイントを押さえるように指導していく。
「うん、うん」とうなづきながらノートを取っている。
横目でこちらも「よし、よし」。
心の中で「もっと早くから、その気持ちでやっておけばいいのに」とつぶやく。


しかし、その甲斐あって無事「先生、合格した!」と、報告してくれたときは、何よりもかえがたい喜びがある。先生冥利につきるひと時である。


それぞれの生徒の志望校は異なる。上記のように、その高校はチョット無理かも、と思う生徒もいれば、もう少し上のレベルをねらってもいいと思う生徒もいる。

しかし、その生徒の志望動機や将来の目標などを尊重することが最も大事なので、希望に沿うことが一番だ。
結果は、当然「合格」。これからも高校、大学で更に実力をつけ、大きく羽ばたいてくれることを願う。

このようにして、今年も「よくやった、おめでとう!」の言葉を贈ることができた。