模擬試験実施

さあ、いよいよ本年度も入試対策の時期がやってきた。
長〜あい受験シーズンの幕開けである。
その一環として、第一回模擬試験を昨日(6月6日)実施した。


この時期の模試は、志望校判定のデータとする性格のものではない。
目的は次の二つである。
1. 受験生としての自覚を持たせる。
2. 自分の学力位置を知る。

中3生の中には、まだの〜んびりとしている生徒達もいる。
高校のレベルを知らなかったり、まだ遠い先のこととして、自分が受験生であるという実感を持っていない者もいる。
そんな状況の中で、これからの勉強の仕方や、方針を打ち出し、何よりも授業に真剣に取り組む姿勢が作れるようにすることが大切であると考えている。
着実に日は過ぎ、本番へと向かっているのである。


態勢としては、早ければ早いほどいいに決まっているが、生徒達もクラブ活動や個々の事情により、なかなか大変であろうとは思う。
しかし、この時期に意識をしっかり持って授業に取り組むのとそうでないのとでは、今後の実力向上のことを考えると、大きな差となって出てくることになる。


例年、偏差値60以上出す生徒達は、毎日の授業を見ていると、真剣に対処し、集中して取り組んでいる。授業に対する密度が濃いといってもいい。


「受験勉強って、どうしたらいいの?」という、質問がよくあるが、「今日の授業を一生懸命取り組みなさい」と、答えることにしている。
当院では、今日の内容を理解するための考え方や方法を、できる限り過去の単元に立ち返って解説しているので、今学習していることに集中すれば、過去の復習にもなるし、この単元の理解も深まることになる。
もちろん、夏休みという長い休暇は、過去の復習をするには絶好の機会であるので、この時期を利用して講習を行い、秋以降の態勢へとつなげていっている。
要は、頑張ること。この一語に尽きる。