あっ、先生!

今日、22日は秋分の日。
朝からお彼岸のお参りに行き、その帰りにケーキ屋さんに寄って買い物をしていると、
「あっ、先生!」という声が。


振り向くと「Kです。」と、若いお母さんが立っていた。
「……」。一瞬の間をおいて、「ああ、Kさん。」と思い出した。


「お久しぶりです。先生、昔と変わりませんね。」
「いやあ、ここ(頭を指差し)が薄くなってしまったよ。元気そうやなあ。」


「先生、まだ塾を続けているのですか。」
「バリバリ元気にしているで。」


「私の子です。」と言いながら指を指すと、そこには3人の小さい子がニコニコしながら立っている。
「えっ! 若いお母さんやなあ。」
「この子らが大きくなったら、お願いします。」
中学生の頃のことを思うと、信じられない感じがする。


「Mさんも、Sさんも元気にしていますよ。今度Sさんに二人目の子供が産まれるんですよ。」
「そうかあ、みんなそんな年頃になったんやなあ。」と感慨深くなってしまった。
生徒として、当院に来ていたのは17年も前のことです。


「また、機会があればみんな揃って顔を出して。」と言ってその場を後にすると、
「バイバイ!」と、小さなかわいい声で、一人の子が手を振ってくれました。