考える力は理科と算数から

いやあ、強い風と雨でしたね。まるで、台風のようでした。皆さんの地域はいかがでしたか。ここ宇治市では今のところ何事もなく、ホッとしています。被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。


まもなく新学期が始まります。羽拍子学習院では、5日から新学期の授業がスタートします。
生徒の皆さんはもちろん、保護者の方も新しい年度に気持ちも新たにされていると思います。


羽拍子学習院では、小学生のクラスとして5、6年の理科・算数クラスを開講しています。


理数離れが言われて久しいですが、今回の中学校教科書改訂(小学校教科書は改訂済)ではそれをくい止めるための内容設定や授業時間配分となっています。
中学理科では前学年の復習内容が随所にちりばめられています。1年生では小学校の内容が、というわけです。


小学生のうちに、理数教科をしっかり学習しておくことで、中学校での理解度が全く違ったものになってきます。中学校での勉強に対する”ねばり”や”力強さ”が出るようになり、理解度に優れた生徒も多いようです。(指導した経験上でも)
小学校のうちから自然現象や科学に興味をもって取り組むか否かで、物事に対する考え方、見方が変わってきます。
「なぜ、海の色は青いの?」「どうして雲はできるの?」「モーターはなぜ回るの?」と考えることは、探究心につながります。自分で調べたり、先生に質問したりすることで、授業に集中する姿勢として現れてくることとなります。


算数では、計算のスピードと正確さが大切ですが、それだけではなく、文章題や、図形の問題では、何がポイントかを把握し、多元的な側面から問題を見る目が必要です。先生との質問のやり取りが問題を解く「コツ」を発見することになります。
小学生のうちから練習すると、実力がつくのも早くなります。


そんな観点から当院では、あえて理科・算数クラスを開講しています。
当院の過去の卒業生の中には、大学、大学院でシステム工学や化学を専攻し、メーカーに就職しています。