今日の一日8

昨日土曜日の中3数学の授業は展開・因数分解の利用で、式の証明を行いました。


ほとんどの生徒はこの証明問題を苦手としています。
なぜでしょうかねえ。計算問題は好んでするのに…。


「〜ならば〜である。」という組み立ての過程と、文字を使った式が表現できないようです。
できないというより、問題文が読めていない、理解していないことに原因があるように思います。
図形の証明と同じく、文章中に【仮定】【結論】が書いてあるのです。
いわば、【質問】と【答え】、【スタート】と【ゴール】がはっきりわかっているので、【ゴール】に向かって進めばいいのですよ。


手順としては、文章から【仮定】と【結論】をノートに抜き出したり、アンダーラインをひくことで、はっきり目標を定め、次に【仮定】にあたる文を式で書き、計算することで【結論】にあたる式へと持っていきます。


そのためには、整数の性質を知って式を使って表現しなければなりませんね。
「あ痛っ!」と思っている人もいるでしょう?
偶数、奇数、3の倍数、連続する整数、2ケタの整数・・・などです。
羽拍子学習院では、それらのことを例を示しながら納得できるまで徹底的に解説することから始めます。


そして、土台ができてから【証明】の文と式へと進めていきます。
その頃には、みんな「なるほど!」といった表情で、解説を聴き、問題を解いています。
ここまでで、90分の授業終了。「解説と演習の羽拍子学習院」です。


そして、次回の授業の最初にチェックテストで確認し、理解を固めます。